柚子の葉で 秋のため息 アゲハの子

日曜の午前中、ぷち花壇にチューリップや水仙、クロッカスの球根を植えました。
近所のホームセンターで、ビオラ苗１０連が百円引きの￥２９８円だったのも植え、
ようやくと終えたのが、ちょうど昼頃。
背を伸ばし、秋の空を見上げ、ふと、隣の柚子の木に目が行きました。
「何だろうか？　何に気づいたのであろうか？」
近づいて柚子の葉を眺めてみると、緑色の生き物が、葉を食べていたのです。
アゲハ蝶の幼虫でした。

カメラを向けると、それまで葉を食（は）んでいた動作を止め、

柚子の枝のようにジッとしています。

にらめっこしているようでした。
まあ、数匹くらいの幼虫であれば、柚子もこそばゆい程度だと思うので、
そのままにしておきます。

僕が遠ざかり、しばらくして、ようやくと安心したのか、動きはじめました。
柚子の実もなってほしいが、アゲハ蝶も飛びたってほしい。
ただただ願うだけの僕ですが、自分の事をしっかりすることで、
理解してもらおうと思った秋の昼下がりの出来事でした。

 

「柚子の葉で　秋のため息　アゲハの子」